会社紹介
弊社は、2012年に㈱管理工学研究所からカーブアウトしたベンチャー企業です。ヘルスケアIT産業での医療情報の標準化及び情報共有を推進、普及させるため、グローバルな標準技術を取り入れ、容易にアプリケーションと接続できる地域連携ネットワークの共通基盤を開発しパッケージとして販売しています。
医療福祉の広域連携では、人の移動のコスト(時間ロス、サービス低下)、紙の上の情報(見えない、伝わらない)、チーム連携のための情報共有(つなぎVSプライバシー)が課題となっています。必要なときに、必要な人に、必要な情報を、低コストで安全に伝達する仕組みが求められています。
ヘルスケアITネットワークは、医療・福祉関連のアプリケーション、それらのアプリケーションに共通のサービス、およびそれらを支える共通基盤の3つの階層から構成されます。
医療・介護・福祉システムを連携して有効に活用する環境を実現するには、それぞれの目的ごとに個別の連携システムを垂直統合して構築していては、莫大なコストがかかり、案件数が限定され同時に大企業のみしか受注できません。 しかし、共通基盤の上に多様な目的の医療・介護・福祉システム、サービスが連携できるようにすることで、トータルのコストを大幅に下げることが可能になり多くのベンダが参入することが可能になります。
そのようなあるべき産業構造に変革するため、弊社の開発する製品は、他社のアプリケーションとも容易に連携でき、いわゆるエコシステムを形成しつつ、共進化できる真の成長戦略を達成し、わが国の発展に貢献していきたいと考えています。
この分野の新規プレイヤーの参入を促し、国内の市場を切り開くだけでなく、グローバルな市場にも進出できる基盤技術として発展させたいと考えています。
弊社の製品パッケージを利用すれば、高度な専門的な基盤に関する知識および技術がなくても、アプリケーション間の情報を容易に共有し連携できるITシステムを構築することが可能になります。
現在、IHE対応製品:SugarCube V2.0を販売しています。 このパッケージは、ID管理DB、データ管理DB、情報共有DB、監査ログサーバ、利用者管理機能、シングルサインオン、アクセス制御、通知機能、ログ管理機能、ライフサイクル管理機能、及び共通サービス(患者IDサービス、情報共有サービス、施設・利用者管理サービス)から構成されています。詳しくは、製品の地域医療情報基盤システムページで紹介いたします。
経営理念
社名「MetaCube」は、「メタ情報の活用によるIT技術の革新を追及」することから命名しました。
メタ情報の活用により、複雑なシステムもより単純なプログラムで制御できるようになります。また、さまざまな場面に適用できる多様性をもった柔軟なシステムを開発することが可能であるとの考えに基づくものです。
製品名「SugarCube」は、ソフトウェアが「大勢の技術者の長年にわたる技術・知識の結晶である」ことに由来しています。特に、インターネットの技術は、オープンな技術者の交流により発展してきたものです。メタキューブのロゴは、角砂糖を上下に並べたものですが、下の角砂糖が、基盤を支える技術や技術者の汗の結晶(粒子ひとつひとつが、技術の発展に貢献した技術者のアイデア)を象徴しています。一方、上の角砂糖は、日々現場の顧客と接し、さまざまな要求をソフトウェアとして具現化するアプリケーション技術者の知恵の結晶です。
そのような理念のもと、弊社は、あらたなアイデアを角砂糖に追加できるような技術者を育て、社会のさまざまな課題に安全かつ効率的に、ソリューションを提供していくことを目指したいと考えています。
特に、社会基盤としてグローバルな標準を採用、世界市場を視野にいれた製品を開発し、人間とシステムとの連携、調和を目指して事業を進めていく所存です。目指す目標は、SugarCubeの統合化による無駄のないシステムの構築、成長、発展を可能とすることです。